ボッチャのあらまし(ルールは後で)
ボッチャは「地上のカーリング」と例えられる球技です。
年齢問わず、性別問わず、障害の有無も問わないボッチャはバリアフリースポーツと呼ばれています。
ボッチャはパラリンピックスポーツでもあります。
最も障がいの重い選手が参加するのがボッチャ。
車椅子の選手のためにルールが整備されていますが、画期的なのはランプの登場でしょう。
ランプとは傾斜台のこと。
ボールを持てない人、腕が上がらない、移動ができない。
そういった困ったことがある人もランプを使用することで、参加できるようになりました。
「ボッチャで人生が変わった」
大げさでなく、本当にそう言える人がいます。
実際の選手の声です。
「車椅子の僕に出来るスポーツがあるなんて驚いた」
「ボッチャをしているときは人と対等でいられる気持ちになる」
「僕はボッチャで生きていきます」
いわゆる健常者であっても。
夢や目標が持てず、人生がつまらないと思う人はいます。
ボッチャは、忘れがちな大事な事を教えてくれる競技だと私は思います。
なんだか、話が真面目な方向へ行っていますね。
ボッチャはヨーロッパで誕生しました。
ヨーロッパではボッチャに似た競技が沢山あります。
障がいある人向けに改良されたのがボッチャ、というわけです。
ボッチャのかんたんなルール
何も知らない人が始めるにあたって最低限の知識を書いていこうと思います。
道具で必須なのはボールです。
ボールさえあれば、ボッチャは可能。
キャリパーや↓
メジャー、パドルといった道具もありますが、なくても大丈夫です。
参考までにメジャーは100円ショップで代用出来ます。
パドルは下の画像のものです↓
パドルも100円ショップで売られている卓球ラケットで代用可能です(セリアに良いのがあります)
次にコートを説明いたします。
公式には下のようになっています↓
『なんじゃ、こりゃ??』
と思われる方、多いのではないでしょうか。
コートは省略してもボッチャは出来ます。
参加者、時間、場所等と相談して有無を決めればいいと思いますよ。
試合の流れを説明しますね。
これはパラリンピック公式ルールではなく、学校や施設で行う初心者向けです
あ、ちなみに。
「読んだけど分かりにくいぞ、このやろー」
と思われた方は、出張講習承りますのでご依頼ください。
試合の流れ
まずは人数を二手に分けます。
別れたらグループ代表でジャンケンをします。
勝った方が赤チームです。
負けたら青チーム。
赤チームが白球(ジャックボール)を投げます。
ジャックとはこちらですね↓
初めてされる方はこれをまず覚えてください。
ボッチャはジャック(白球)に近い方が勝ち、です。
ジャックとは的のこと。
ジャックに近い方が勝ち、なのです。
例えば下の画像では赤の勝ちですね。
下はどちらが勝ちでしょうか?↓
これも赤の勝ちです。
ジャックを狙って投げ合うのがボッチャというスポーツです。
では試合といきましょう。
赤がジャックを投げます↓
最初は赤がジャックを投げるのが決まりです。
ジャックを投げた人は、続けて自分のボールを投げます↓
次は青が投げます↓
ボッチャはジャックに近づけ合うスポーツでしたね。
どちらが白に近いかを判断します↓
遠いのは青ですね。青が負けているわけです。
負けている青が投げます↓
まだ青が遠いですね。青が続きます。
青が近づきました。
これで勝っているのは青となりました。
次は赤の投球となります。※相手より近づくと投球交代です。
赤の失敗です。近いのはまだ青。
赤が投げます。
赤が近づきました。
次は青が投げます
まだ青が投げます↓
うーん、近づきませんね。
まだ青の投球です。
最後の青投球です↓
残念。青は近づけることが出来ませんでした。
この時点で赤の勝ちなのですが、これで終了にはなりません。
赤も全てをコートに投げ入れるのが決まりです。
赤全て投げ終わりました。
これで得点計算をして終わりとなります。
得点計算
しつこいですがボッチャはジャックに近い方が勝ちでした。
点数は近いボール数に応じて入ります。
例えば、下の場合は赤5点です↓
赤1点です↓
なんとなくお分かりになれば嬉しいのですがいかがでしょうか。
次に詳しく説明しますね。
先ほどのボール位置を拡大させます↓
ジャックに近いのは赤ですね。
このゲームは赤の勝ちなわけです。
次に確認すべきは青です。
ジャックに最も近い青を探してください。
緑でマークしたのが、ジャックに最も近い青ボールですね。
ではこの青より近い赤は何個ありますか?
近い赤の個数を数えてください。
2個ありますね。
よって点数は2点となります。青は0点です。
ジャックに最も近い色に点が入ります。
点数は相手より近い個数に応じて入ります。
遠い側は0点です。
これで1エンド終了。
次は青がジャックを投げます。これで2エンド目が始まります。
公式にはこのエンドを4~6回行います。
合計点数の多い方が勝ち、です。
大体のイメージ掴めましたでしょうか。
さて。
ここまで読んで「読むだけじゃ分かりにくい。実際に教えてほしい」と思う方おられると思います。
かくいうこの文章書いている私も、実際にレクチャーを受けて覚えました。
「実際に体験して学びたい」
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写真の方は非常に気さくな方なのです↑
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