滋賀ボッチャリーグ理事長の田中と申します。


私は2010年より滋賀でボッチャの普及活動をしております。
今まで多くの車椅子に乗る障害ある人たちからお問い合わせをいただきました。

「パラリンピックを目指したい」という方もいました。

ルール、技術など沢山のレクチャーをしてきました。

教えた方の多くは結局はボッチャをされてないようです。

なぜか。

一人では始めることが出来ないからだと思います。

体育館の予約は団体名義が必要でチームがいる。
練習準備や片付けなどを手伝う人がいる
ボールが高価なので資金がいる

など本格的にやるには沢山のハードルがあります。

私自身のいたらなさもあるので偉そうなことは言えません。

県内に「やりたい気持ちはあるけど結局出来ない」という人は多くいると思います。

障がい者スポーツの枠を越えよう

2014年頃、どうやったらボッチャをやりたい人が、その想いのままに参加できるかを考えました。

「ボッチャを一般スポーツ化させよう」という考えに至りました。

ボッチャが野球やサッカーのように一般スポーツになればいい。
例えば各市町に健常者によるボッチャチームが沢山あれば、障害ある人はその中に入って参加できるんじゃないか、と思ったのです。

そう結論して誰でも参加のユニバーサル化させることを目標に普及活動を始めました。

2023年現在。

県内で「健常者によるボッチャチーム」と呼べるものはほぼゼロです。
決意した2014年頃と状況はほとんど変わっていません。

なぜか。

健常者の人たちが目指せる大会がないからだと思います。

スポーツの楽しさは大会にあると思います。
大会は基本赤字なので、公的な援助や多額のスポンサードがないと開催できません。

参加者数も大事で最低100人は参加しないとダメなんだと思います。

ミニ大会では目標にならないんです。

神奈川で自分の失敗に気づいた話

コロナ禍も小康し東京や神奈川など他府県へ行けるようになりました。

下の写真は神奈川県でのボッチャ大会です


小学校の体育館を借りての「ウーマンズカップ」という大会でした。
女性だけでこの人数。
さらに障害ある人もない人も参加しています。

運営者から話をうかがうと「これでも参加者絞ったんです」とのこと。
マジか。

神奈川には私が目指していた光景がそのままにありました。

9年も空振りしていましたが、発想は間違っていなかったと思います。

ボッチャは一般スポーツ化できます。
一般化するほど、最終的に障害ある人の受け皿は増えます。

ポイントは健常者の人も目指せる大会と思います。
東京・神奈川では自治体・企業出資で誰でも参加の大規模大会が複数あります。

滋賀も大規模大会があれば情景は変わると確信しています。

ネットワークを作りたい

大規模大会を開催するにはネットワークがいると思います。

県内でボッチャをされている人はいると思います。
ただ点々としており、横に繋げるネットワークがないのでは、と。

ネットワークがあれば、いざ大会開催となれば案内を送ることができます。

なのでボッチャに興味ある方、団体の方はご連絡戴ければ嬉しいです。

平和堂さんにて

2023年から株式会社平和堂さんにて体験会・ミニ大会の協力をさせていただいております。

県内で大規模大会が実現するとすれば「平和堂ボッチャ大会」と思うのです。

まだ色々なものが足りません。

ボッチャに興味ある方おられれば、出来る限りサポートしたいと思います。

正直、内容によってはご期待に応えられない場合もあります。

その際はご容赦いただきたいのですが、まずはご一報いただけると大変有り難い次第です。

どうぞよろしくお願いいたします。